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咬 み 合 わ せ
 咬めることは大切だが、食べられることが「正しい咬み合わせ」ということではありません。
その固体の生命活動を十分に担うことができる咬み合わせが真の「咬み合わせ」であると考えるからです。

大切な要素
・歯の並ぶ位置と角度:適切な顎運動、誘導が行える
・上下の顎の位置関係:正しい姿勢につながる。それにより神経系、循環系、 臓器・・・などの正しい機能を実現

しかし、この二つの要素が完全に備わった人は少ないのです。さらにすべての人に完全な咬み合わせをあたえることは困難といえます。
よって当診療所においては独特の計測法により、少しでもより良い状態に近づけるための治療を行っています。

<治療例>   〜70代のパーキンソン病の女性〜
上下にパラジウムによるブリッジが存在。がっちりとはめ込まれ、その形態は2〜30代の咬み合わせのよう・・・。
完全とは言えないが「かぶせもの」の形態修正をしたり、はずしたりで症状を軽減できた。金属は経年変化をしない上に高齢者に対して若年者の歯の形態のかぶせを入れてあった。
高齢者の顎関節はすり減っているのだから、かぶせものも緩やかな形態にまとめるべきだったようです。金属のかぶせでも、まさにすり減ったような形態のかぶせが必要であったと言えるでしょう。